スズバチ - Oreumenes decoratus - A Potter Wasp

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家の近所にマサキの木があって、この季節は蜂で賑わう。よく見ると蜂に擬態した双翅類もいて見飽きない。どういうわけか、ずんどうのがっしりしたハチよりも、ウエストのくびれた、スレンダーなハチに惹かれる。ヒメバチもいいけれど、やはりドロバチ。それも、大型のスズバチはちょっと特別な存在だ。 view photo...

カマドウマのなかま - Diestrammena sp. - A Cave Cricket

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カエルと同じで跳ねるのは多分非常手段なのだと思うが、跳ぶ先は多分本人も予測できていないのだろう。とにかく、大胆に跳んで、危機的な局面を一旦リセットしようとする。自暴自棄とは言えないが、これはかなり破滅的な戦略ではないか。

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ハネナガブドウスズメ - a Hawk Moth - Acomeryx naga

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あちこちでスズメガを見たが、個人的に一番好きなのは、このハネナガブドウスズメ。大胆にして精緻なモノトーンの柄がすばらしい。もっと派手な柄のスズメガがバタバタと騒いでいるところから少し離れて、この蛾がしずかに止まっているのを見るとほれぼれしてしまう。


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エゾオナガバチ - Megarhyssa jezoensis - An Ichneumon Wasp

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入念な探索を終え、黄色と黒の竹のような身をしならせたオナガバチが尾を天空にかざすと、尾の末端が割けて、神父の捧げる聖体にも似た白い月がにゅっと現れた。殺戮と生殖が同時に進行する秘儀にふさわしい光景だった。

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クサギカメムシ - Brown Marmorated Stink Bug - Halyomorpha brevis

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山でも里でも、冬の温泉宿の廊下でも、どこででもお目にかかるありふれたカメムシだが、都会の公園、それも春先では、かなりの重鎮である。ぬっと出たのに出会うと、久しぶりに大きな昆虫に会った驚きにしびれる。

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アミガサハゴロモ - Pochazia albomaculata - a Planthopper

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この虫は、それと気付いていればと時々目に入る。編笠羽衣という和風の名前によく似合った墨色の翅と、白色の紋。一見すると蛾に見まがうソリッドなフォルム。なかなか外見に隙のない、洒落た虫である。


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オオカマキリ - A Praying Mantis - Tenodera aridifolia

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まだよく見ると蜂も飛んでいるし、トンボや蝶もいる。ヒメアカタテハなどはこの季節に唐突に出てくる。それでも、やはり吹く風は冷たいし、どこか全体に寂しい。ブロックの塀に、公園の手すりに、行き場をなくしたようなカマキリが止まっているのがやたらと目立つ。そのカマキリもすっかり成熟し、外の環境とのアンバランスが世代の終わりを痛感させる時期になった。もうすぐこいつらの一生も終わろうとしている。[写真撮影 : 2005/10-11 - 東京都杉並区 - 約 80-90mm - 個人的博物館本館のカマキリの仲間のページへ] (※前後の観察からオオカマキリだと思いますが、全個体を精査しているわけではないので、チョウセンカマキリ Tenodera angustipennis の可能性もあります。) view photo...

キマダラハナバチのなかま - Nomada sp.

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ハナアブやニッポンヒゲナガハナバチがぶんぶんと飛び交うその下、薮の中ではキマダラハナバチが静かに移動している。緑を反射するスレートブルーの複眼がいかにも専門職を思わせて好ましい。同じ寄生蜂でも、ヒメバチと違って物静かな印象を受けるハチである。 view photo...

ニッポンヒゲナガハナバチ - Tetralonia nipponensis

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今の季節、裏の公園では一番目立つニッポンヒゲナガハナバチ。ヒゲも確かに長いのだけれど、長いのはヒゲだけではないのであった。

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アカサシガメ - "aka sashigame" = red assassin bug - Cydnocoris russantus

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四国の左側の爪の先っちょ、佐田岬の最先端にある灯台のコンクリートの壁に張り付いていた、ポップなルックスのサシガメ。先っちょや端っ子が好きだからよく岬や島には出かけるが、いつも意外と変なものが居る。今回はこいつと、あとみかん売りのおばさんもイカしていた。 view photo...

コカゲロウのなかま - A Small Minnow Mayfly - Baetidae

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今の季節は蜂も蝶も飛び出しているから、野に出れば目移りすること甚だしいが、家の壁、庭木の葉、身近なところに目を転ずれば地味なところでこの虫である。体躯にくらべて異様に大きく、また異様な形状をした複眼。雌も見るが、雌にはこの赤いキャラメルのような眼がない。とすれば、この複眼は特殊な視覚機能を担っているわけではなく、単なる飾りとして発達したものか。なりは小さいけれど、見るに飽きない。 view photo...

ケラ - Oriental Mole Cricket - Cryllotalpa orientalis

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僕が土遊びをしていた昭和40年代の東京には既にケラはおらず、しかし居なくなったばかりで大人はみな当然まだ居るものと思っている、という複雑な状況であった。だからケラの話はよく聞いたけれども、こうしてまじまじと観察できたのは実はこの時が初めて。うん十年ぶりに宿題を片付けたような、よい気分だった。 view photo...

サカハチチョウ - (A kind of) Map Butterfly - Araschnia burejana

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前はよく山に行ったけれど、今ほど関心がなかったから、野草はどこに咲き、チョウはどこに飛んでいるのだろう?と漠然と思っていた。まさか、そこらに咲いたり飛んだりしているジミ~なものどもが名のある野草や蝶だとは思ってもみなかったのだ。というわけで、春の地味な蝶その一、サカハチチョウ。よく見ると派手なのだけれども、小さいから地味。 view photo...

シマハナアブ - "Shima Hanaabu (=Striped Flower Fly)" - Eristalis cerealis

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陽射しの、それも一番熱い奴が、溜まって、どろどろと澱んでいるような場所には、決まってこういう奴がいる。

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ニジゴミムシダマシ - Tetraphyllus lunuliger - "Niji Gomimushidamashi" Darkling Beetle

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折角の虹という名前の趣が、ゴミだの騙しだのでだいぶ損なわれているけれども、もちろんそんなこととは関係なく、きらきらと地味に光を反射しながら、山野で朽ち果てようとしている古材にひっそりとしがみついていた。虹というよりは、水面に広がった油や、焼けたエンジンのような、どこか見覚えのある光り方である。 view photo...

オトシブミのなかま - Unidentified Leaf-rolling Weevil

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だんだん陽が傾いていく山道を下る途中ふと目を上げると、遠い葉の上、長い首を折ってひそかに祈りを捧げている虫があった。

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オオトラフコガネ - Paratrichius doenitzi - "Oo Torafu Kogane" Chafer

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僕の意見では、東国一のかっこいいコガネムシ。

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ヒメジャノメ - Chinese Bushbrown - Mycalesis gotama fulginia

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都会の小さな公園の隅、茂みの中をがさごそと進んでいくと慌てて飛び出すのがこの蝶である。葉っぱ越しにじっくり見ていると人知れず交尾していたりすることもあるが、だいたいはじっとしていることが多い。夏が終わっても、翅が破れても、地味に、しぶとく生きている。 view photo...

ヒメジャノメその2 - Chinese Bushbrown - Mycalesis gotama fulginia

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調子に乗ってヒメジャノメをもう一枚。ネオン街に佇む夜の蝶、と言いたいところだがこれは暗い林の入り口にて。

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チャバネアオカメムシ - Plautia crossota - Brown-winged Green Bug

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さすがにこの季節になると、葉っぱも虫も少しく干からびてくるようだ。どこか薄汚れた葉の上に、同じように背中のくたびれたカメムシが一匹。

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ルリタテハ - Blue Admiral - Kaniska canace ishima

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クリスマスにはほとんど何も義理はないけれど、とりあえず季節の風物として、それらしい写真を選んだらたまたま季節外れのルリタテハだったというだけの話だ。
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ホソヒラタアブ - Episyrphus balteatus - "Hoso Hirata Abu (= Slender Flat Flower Fly)"

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僕にとっての春は、被写体に昆虫が帰ってくる日に訪れる。だから、今週、ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ、オオハナアブ、ヒメハナバチのなかまなどが一斉に湧き出して、春が一気にやって来た。
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コノハチョウ - Orange Oak Leaf - Kallima inachus

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コノハチョウというと、この写真を撮ったときの、くらい森の中を精霊のように行き来しているイメージが強かったから、台湾の林道で、いきなりヘラヘラとこのチョウが出てきたのには妙な気持ちである。おい、話が違うじゃないか、と言いたいところだが、それは勝手な思い違いというべきなのであろう。 view photo...

モンシロチョウ - Cabbage White - Pieris rapae

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裏の公園に行くと、モンシロチョウが交尾していた。あたりを見れば、トカゲがこちらを覗き、カナヘビが草陰に隠れている。もうハナバチも何種類も出ているし、葉の上にはネコハエトリやササグモがいて、仕草がどことなく初々しい。もう一面の春なのであった。 view photo...

アシブトハナアブ - a Flower Fly - Helophilus virgatus

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裏の公園へ行っても、山の林道に行っても、今の季節、こいつらばっかりだ。

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コアシナガバチ - "Ko Ashinagabachi" Paper Wasp - Polistes snelleni

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雨が降り何日か寒い日が続いたあと、散歩に出ると蜂の顔ぶれが一新されていた。スズメバチ、アシナガバチが出そろっており、よく見るとツチスガリ、セイボウ、コンボウヤセバチなどもいる。ハバチやヒメバチも前と種類が違う。昨年は鳥がよかった分、虫は貧相だったが、今年はどうも逆らしい。写真は青虫を蛋白質の玉に還元しているコアシナガバチ。 view photo...

ヒメトラガ - Asteropetes noctuina - A Noctuid Moth

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トラガの仲間だけあって、蛾にしておくのが惜しいほどの派手な彩りだ。前後翅の裏面と後翅表面が山吹色に黒斑、前翅表面が赤銅色・黒・銀灰色をベースにふさふさとした毛をあしらった、山地民族の礼服のような、何とも言えぬお洒落ないでたちであった。山吹色の出し入れにこだわりがあるようで、写真のようにパタパタと蝶の如く着地した後、しばらくして落ち着くと、一気にぴしっと翅を閉じて礼服姿になるのが面白い。本当に、ぴしっ!と閉じるのである。 view photo...

シロオビアワフキ - A Spittle Bug - Aphrophora intermedia

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梅雨の初めての晴れ間、早速裏の公園に繰り出すと、葉の間にしつらえられた秘密の発射台に、亀石のような顔をしたアワフキが搭載されていた。

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マガリケムシヒキのなかま - A Robber Fly - Neoitamus sp.

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ちょっと見晴らしのよいところに止まって、敵機が射程距離に入ったらスクランブル発進する。鳥で言えばアジサシとは違って、無駄なことはしないカワセミタイプである。台湾の中部山地に行ったら、大きくて、赤いライオン丸のようなムシヒキがいてびっくりした。 view photo...

エゾゼミ - Tibicen japonicus - A Tibicen Cicada

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地中生活へ別れを告げるところ。それにしても、土色の殻の裂け目からにゅっと出た緑のぬらぬらは、見てはいけないような気がするほど性的な物体であった。

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ツノアオカメムシ - Pentatoma japonica - A Stink Bug

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カメムシは、見る角度や状況によって、間抜けな顔と凶悪な顔を使い分けるように見える。夜の網戸を這い上がるこいつは後者の気分だろうか。

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ウスバカゲロウのなかま - An Antlion

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ハエやアブなんかに比べると、無駄にゴージャスなウスバカゲロウの翅。でも、プロペラ複葉機のような、秘密のアナログ機械のような、見るからに古風な飛翔システムが儀式のように稼働をはじめる時、四枚の翅は螺鈿のように輝いてきらきらと鈍い光の筋を四方に反射するのだ。 view photo...

キンケハラナガツチバチ - Campsomeris prismatica - A Scoliid Wasp (Flower Wasp)

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ツチバチというのは図体が大きいのが多い割には、知名度がずいぶん低い蜂だと思う。キンケハラナガツチバチは都心にもいて、集まったり襲ったりせず、秋の、ちょっと淋しくなった頃に現れて、ひたすら、花くぐりに淫する。
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キマダラハナバチのなかまその2 - Nomada sp.

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同じ種かどうかまではわからない(が、場所は近いし多分同じで、ニッポンヒゲナガハナバチあたりに寄生しているのだと思う)けれど、前回に続いて二度目の登場なのは、やはり少し惹かれるものがあるからだ。ルックスもフォトジェニックだし、見ているとよくこの写真のように、葉っぱに食らいついているのも面白い。夕方などにぶらさがって休息している姿も見かけるが、「顔を洗う」にも、こうやってガブっと葉に食らいつき、全く自由になった肢で身繕いをしている。重みで体が下を向いたりもしないし、顎が強いんだなあ、そして、体が軽いんだなあ、と改めて感心した。 view photo...

クロヒカゲ - "Kurohikage" Treebrown - Lethe diana

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前に他のジャノメのところでも書いた記憶があるけれど、ヒカゲとかナンベイヒカゲとか呼ばれている蝶はよい。地味だけれど大きくて、ぬっと出ると郷土の名士という風格がある。
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クロテンケンモンスズメ - Kentrochrysalis consimilis

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いろんな生き物とお近づきになりたいと願っているが、正直なところ、まだ蛾というのがどういう連中なのか全然わかっていない。当然、近所の猫のように、おす!と言えばにゃあ!と返事をするような境地に至るまではまだまだ時間がかかりそうである。 view photo...

カクモンキシタバ - "Kakumon Kishitaba" Noctuid Moth - Chrysorithrum amatum

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あんまり、上の方に止まってこちらを見下ろしてもらいたくない感じである。

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シロスジカミキリ - Batocera lineolata - "Shirosuji Kamikiri" Longhorn Beetle

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去年近くをうろついたときに昼間その姿を認めていたから出てきたこと自体には驚きはなかったが、改めて見直せばやはり大きいし、硬いし、ごつごつしているし、無様だし、恐ろしいし、凄いのだった。あんまり凄くて、ちょっともうこれからどうしたらいいのか、自分でも判らずに困っているような感じだ。蛾の観察中に背中にいきなり着陸してきたから思わず払ったが、払った後にシロスジカミキリと知って却って恐縮してしまった。 view photo...

ウンモンスズメ - Callambulyx tatarinovii - "Unmon Suzume" Hawk Moth

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蛾の中でも器量がよいもの、というとリストにあがってきそうな蛾。ちょうど満月が出ていたりするとうっとりするほど美しい。月夜に緑の蛾、よい感じである。

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ノンネマイマイ - Black Arches - Lymantria monacha

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先に逝った友に、と思って探したがぴったりしたのがない。こんなので我慢してくれ。俺も足を舐めてやればよかったな。>S東

山羊の生贄のような首筋のフサフサを含めて容姿にも隙がないが、それよりノンネマイマイというおよそ蛾離れ、いや虫離れした名前が気になる。 view photo...

ウスバアゲハ - Parnassius citrinarius - Glacial Apollo

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シロチョウでも、純朴そうな奴から悪そうな奴まで、いろいろと顔にバリエーションがあるが、こいつは後者の方だ。風が爽やかな高原を透き通った白い翅でひらひらと飛んでいると言っても、近づくと結構どぎつい... と書いた後でわかったのだが、これはシロチョウじゃなくてアゲハだった。いやはや。
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