アオガエルのなかま - a tree frog - Rhacophorus aurantiventris

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熱帯で湿気の多い林、となれば蛙が多い。鳴き声が鳥か蛙かわからないような頓狂な奴はいないけれども、それでも水の近くを丹念に探すと、色々なカエルがいる。但し、蛙のいるところ蛇もいる、ということで、腰が引けてしまうのはやむを得ない。

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イリエワニ - Estuarine Crocodile - Crocodylus porosus

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ワニは何種類か見たが、特にこう言う大きな奴は恐々と遠くから撮影するだけだ。色々な動物がいるけれど、そこにあって、動かない脅威というのは珍しい。


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ジムグリ - Burrowing Ratsnake - Elaphe conspicillata

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色々な鳥の鳴き声に耳を澄ましながら、上高地から岳沢への道を上っていく。五月の上高地は高らかに世間話をしながらのし歩くハイカーに席巻されていて観察どころではないが、川沿いさえ抜ければ、まだ人は少ないからひと安心だ。コマドリが遠くで鳴いていて、ミソサザイが警戒の声を上げる。気配を消すとカモシカが道を横切る。ウソもいる。だけど虫はまだまだだなあ、と足許に目を落とすと、エレガントなヘビが一匹、とりあえず出てきました、という顔をしてじっと身を潜めていた。
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イヌその2 - Dog - Canis lupus familiaris

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夕方電話があって、親の家の犬が今日七時テレビに出るから見ろという。え?と思ったが、テレビの番組欄を見ると「ナニコレ珍100景」とかいう番組の紹介欄に、「1.5mジャンプ犬」とあるからなるほどと思った。
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クマネズミ - Black Rat - Rattus rattus

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もうだいぶ前からその気配はあったのだが、正月に家を空けて、久しぶりに戻ると、天井裏が騒がしいのだった。壁をどんどんと叩くと、ひっくり転げたように狼狽して、チューなどと声を上げたから、ネズミに相違ない。
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チャマダラヘビ - Mock Viper - Psammodynastes pulverulentus

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心中本当に見たかったのはヒャッポダだったのだけれど、出てきてくれたものを撮るのがポリシーだから、まぁ見れないのはやむを得ない。ただ、知本へ向かった翌日に、観察をサポートしてくれた宿の主人からメールが来て「出発した夜に立派なヒャッポダが出たよ」と言われたのにはちょっとがっくりと来た。替わりに掲載するには少々小物だが、小さな沢筋で枯れ枝のような格好をして僕を睨んでいたこの蛇を掲載しておくことにする。

とは言え台湾の図鑑によると、茶斑蛇は毒性は弱いが攻撃性は強い、とした上で、眼は猛禽類に似て、相貌は凶悪獰猛かつ生気に満ちる、とある。そんなことに頓着しない撮影者にマクロレンズで撮られた上に、替わりだの小物だの言われるのは、この蛇にしてみれば甚だ不本意かも知れない。
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ミナミアフリカオットセイ - Cape Fur-Seal - Arctocephalus pusillus

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骸骨海岸沿いの道のどんづまりにオットセイのコロニーがあるというから、ナミビアの内陸部から遠路はるばる砂漠を横断して、ここまでやって来たのだった。淋しくてワイルドな海岸には霧も立ちこめていたが、昆布の腐ったような強烈な匂いも立ちこめていた。でも、何となく白人よりは日本人のほうがこの匂いには耐性があるような気もするのだった。 view photo...

マンドリル - Mandrill - Mandrillus sphinx

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大して深くもなく、取り立てて変哲もないような林の下を、異形のモノどもが行進していく。ギャップが大き過ぎて、何だか現実感に乏しい。


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ホオジロシロマブタザル - Grey-cheeked Mangabey - Lophocebus albigena

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猿というより小鬼という名称がふさわしい、この世に属しているのか、あの世に属しているのか、ちょっと判然としない生き物が、こっちに来いよ、魔界にようこそ、と語りかけてくる。

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パラスシタナガコウモリ - Common Long-tongued Bat - Glossophaga sp.

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森林内の調査小屋で三日間を一緒に過ごしたコウモリの一群。最初はパタパタ逃げ惑っていたがそのうち馴染んできて、人間に挨拶されても動じず、ハンモックの上の方で寝ていた。吸血コウモリを始めとして色々なコウモリがいるなかで、こいつは比較的馴染みやすい風貌かもしれない。ぺろん、と飛び出した舌がおもしろい。 view photo...

ネジツノカモシカ - Greater Kudu - Tragelaphus strepsiceros

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ほかの派手な羚羊に比べれば明らかに地味だけれど、kudu には kudu の確固たる様式美がある。



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ネコ - Domestic Cat - Felis catus

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昔、台湾の友人に「四つ足なら何でも食べる中国人がなぜネコは食べないのか」と尋ねたところ、「猫には霊がある(貓有靈)からでしょう」と言われ、なるほど感じ方は万国共通であるな、と思いつつ、霊があるという言い方には凄みがあるな、と感心したことがある。とは言え、後日、台湾でも一部で猫が食べられていることが判明。そもそも本草綱目にも出ているし。もっとも、本草綱目には人肉の項もあるようだけれど。ちなみに、手許の資料では猫肉は甘酸っぱいとある。人肉は... 止めておこう。 view photo...

ニホンカモシカ - Japanese Serow - Capricornis crispus

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静かに山を歩いていると、時々、カモシカが木の陰、岩の上あたりからこちらをじっと覗いていることがある。それが冬の森の中で、雪が音もなく降り積んでいるような時ならとてもいい。後から思い出すと、あれはほんとうだったのか、それとも実は心象風景だったのか、だんだん判らなくなってくるものいい。 view photo...

ニシゴリラ(ニシローランドゴリラ) - Western Gorilla (Western Lowland Gorilla) - Gorilla gorilla gorilla

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このゴリラは人間の感覚で言うとあまり器量は良くないのだけれど、妻子妾を従える現役のファミリーのボスだけあって、風格は見た中でも一番であった。いわゆるシルバーバック、背中の銀が美しい。

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ソーシュルハナナガコウモリ - Lesser Long-nosed Bat - Leptonycteris curasoae

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アリゾナの生き物観察は昼も楽しいが、夜も楽しい。日が落ちて夕飯を摂り、辺りが静かになったらそっと宿を抜け出す。キツネ、ネズミ、ウサギ、スカンク、ミミズク、そんな連中に一通り挨拶を済ませて来たら、あとは部屋の裏でコウモリに遊んでもらう。

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セグロオオカミ - Canis mesomelas - Black-backed Jackal

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ラーメン王・武内伸=ワンサの訃報に憮然として。


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スイギュウ - Water Buffalo (domesticated) - Bubalus bubalis

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タイ北部の山中ですれ違った放し飼いの水牛一家。角を向けて突進してきたらあわれな霊長類などひとたまりもない筈だが、小心で礼儀正しい水牛たちは、道の脇に立ってじっと僕たちの動きを見守っているのであった。アジアでもヨーロッパでも、山林の中のえ?というような場所で放し飼いの牛だの水牛だのが薮から出てくることがあるが、体験としてこれは相当怖い。 view photo...

カワリイワジリス - Rock Squirrel - Spermophilus variegatus

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木の幹や枝を華麗に伝っていくのが木リスで、時々倒木や岩の陰からひょこっと顔を出し、またストン!と消える憶病者がこの地リス。気配を消しているとうっかりすぐそばに顔を出したりするので、いろいろ遊ばせてもらった。

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カバ - Hippopotamus amphibus - Hippopotamus

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振り向くと、そこにカバ。





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オナシケンショウコウモリのなかま - A Singing Fruit Bat - Epomops sp.

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訳知り顔でちょっと偉そうに人を見下しているけれど、実はとても小さい。しかし小さいながら、やはり賢人の風貌がある。こんなのの群れに毎晩寝床の天井からじっと凝視されたりすると、色々と良心の呵責にさいなまれそうだが、宗教者の修行にはよいかもしれない。 view photo...

イヌ - Dog - Canis familiaris

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海岸を徘徊していた、夜の闇から湧き出た悪鬼の配下のようなモノ。日が昇ると、いずこへともなく消えていった。


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アフリカゾウ(マルミミゾウ)- Loxodonta africana cyclotis - African Elephant (Forest Elephant)

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森の奥のバイと呼ばれる草地でたたずむマルミミゾウのグループ。ちょうど雨季の始まりで、雨が降ると母親と上の娘が下の娘を守るように体を寄せ合う。同じアフリカゾウでも、傲慢にすら見えるサバンナの亜種と違って、マルミミゾウはどこかオロオロしている感じがする。森の中で威嚇されると暴走トラックみたいでそれはそれは怖いけれども。 view photo...

ニホンマムシ - Japanese Mamushi - Gloydius blomhoffii

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ブログを最初から見直したら、意表をついて爬虫類の写真が一つもなかったので、爬虫類の皆さんにお詫びをかねてまずは大物を一発。
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アガマの一種 - Calotes emma - Forest Crested Lizard

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日本・本州のトカゲも渋くてよいけれど、アガマがいるところに行くと、やはりアガマに目を奪われる。

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ニホンヤモリ - Japanese Gecko - Gekko japonicus

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家の回りでは虫がぶんぶん飛んでいるから、家のヤモリも元気である。冬は雨戸の戸袋から出てくることが多いが、今の季節は木の幹にいたり、門灯にいたり、写真のように明るい窓の外側にいたり。

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アヤトビウオ - Cypselurus poecilopterus - Spotwing Flyfish

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海の鳥でも出るかな、と思ってフェリーのデッキでカメラを手にたたずむ。いい陽気だ。あんまりいい陽気だから、隣に陣取った島の若者の世間話を聞きながらついぼうっとしていると、鳥ではなくて、トビウオがしゅんしゅんと飛び去っていく。海に潜る鳥、海に潜る獣は時々いるけれど、昔の戦闘機みたいな格好をして、海からロケットのように飛び出してくる奴は滅多にいない。トビウオはすごい。 view photo...

トッケイヤモリ - Tockay Gecko - Gekko gekko

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壁に掛けた木の棚のすき間からにゅっと顔を出したトッケイヤモリ、40cm もの。このくらい大きいと、まさに家守としての風格は十二分である。家の玄関にもこのようなものが棲息していてもらいたいものだが、残念ながら痩せた東京の環境では彼の食欲は満たされそうにない。 view photo...

トカゲの仲間 - Rainbow Skink (Metallic Skink) - Lampropholis delicata

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比較的大きなグリーンアノールがでーん、と目立つところにいるのに比べて、小さなこのトカゲは本当に目立たない。故郷オーストラリアを遠く離れて、ひっそりと生き延びる。


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グリーンアノール - Carolina Anole - Anolis carolinensis

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なるほどこれが噂のグリーンアノールか、と腰を落ち着けてしばらく観察していたけれど、目の動きが妙に人間臭いトカゲであった。カナヘビよりも人間くさい。


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アオウミガメ - Green Sea Turtle - Chelonia mydas

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そうそう、めでたいと言えばこいつが居た。あまり楽しそうな写真ではないけれど、それは亀があまり楽しそうでないのだから仕方がない。


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テグーとかげのなかま - Green Garden-Lizard - Ameiva ameiva

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たまにはトカゲを。スリナムの飯屋で、なんだかわからないが東洋人の女性がオリンピックのマラソンで優勝したらしい、へえ、今オリンピックやってんのか、なんて話をしてから、そうか、もう四年経つのか。

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ニホンカナヘビ - Japanese Grass Lizard - Tackydromus tachydromoides

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まぁ、本州を歩いていたとして、トカゲといっても普通はヤモリ、ニホントカゲ、ニホンカナヘビくらいしか居ないから、茶色くてかさかさと乾燥肌っぽいのがカナヘビということになるのだが、その乾燥肌も近寄って見ると案外とワニ革のハンドバッグみたいなのだった。クモにせよ、カナヘビにせよ、春の出始めは元気があってよろしい。 view photo...

スインホーキノボリトカゲ - Swinhoe's Japalura - Japalura swinhonis

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しばらく見つめあっていたが、美しい個体だった。



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アフリカクチナガワニ - African Long-snouted Crocodile - Crocodylus cataphracus

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ワニとかピラニアとかに得も言われぬ恐怖感を感じるのは、実際に危ない、ということももちろんあるわけだけれども、それと同じくらい、下の方から湧いて出てくる、という点に理由があるような気がする。気配のないところから忽然と巨体を浮かび上がらせ、泡とともにまた瞬時に消える。地面の上で這い回っている哺乳類にはなかなか難しい相手である。
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アフリカクチナガワニその2 - African Long-snouted Crocodile - Crocodylus cataphracus

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調子に乗って、このワニももう一枚、今度はカラーで。



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ヤマアカガエル - Montane Brown Frog - Rana ornativentris

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夏の喧騒から一息ついてしまうと、案外この季節は撮るものが少ない。渡ってゆく鳥にはちょっと遅い感じだし、冬鳥にはまだちょっと早いし、バッタやカマキリはいるけれども、もう何だか滅び去る寸前、というたたずまいで少々痛々しい。人間もカメラも少しくたびれてしまって気分転換や修理が必要だから、少し昔の写真を引っ張り出して再利用を試みることにした。たった五年前だが、この頃はまだフィルムで撮っている。一体フィルムでどうやって撮っていたのだろう? 何だか遠い昔のような気がする。
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