イナヅマハエトリ - Pseudicius vulpes - "Inazuma (=lightning)" Jumping Spider

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こんな都会の、コンクリートに固められて息が詰まりそうなところだけれど、家の近く、駐車場の脇に、一本の木、たぶんクヌギの木が生えていて、釘を打たれ、枝を伐られ、根の周りを固められたりしながら、辛うじて生きている。


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ジムグリ - Burrowing Ratsnake - Elaphe conspicillata

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色々な鳥の鳴き声に耳を澄ましながら、上高地から岳沢への道を上っていく。五月の上高地は高らかに世間話をしながらのし歩くハイカーに席巻されていて観察どころではないが、川沿いさえ抜ければ、まだ人は少ないからひと安心だ。コマドリが遠くで鳴いていて、ミソサザイが警戒の声を上げる。気配を消すとカモシカが道を横切る。ウソもいる。だけど虫はまだまだだなあ、と足許に目を落とすと、エレガントなヘビが一匹、とりあえず出てきました、という顔をしてじっと身を潜めていた。
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カラスハエトリ - "Karasu Haetori" Jumping Spider - Dendryphantes atratus

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今日から、家の横でメジロが朝さえずり始めた。もう春なのだが、珍しく仕事が忙しくて出かけるに出かけられない。ストレスのたまる日が続く。


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イヌその2 - Dog - Canis lupus familiaris

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夕方電話があって、親の家の犬が今日七時テレビに出るから見ろという。え?と思ったが、テレビの番組欄を見ると「ナニコレ珍100景」とかいう番組の紹介欄に、「1.5mジャンプ犬」とあるからなるほどと思った。
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クマネズミ - Black Rat - Rattus rattus

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もうだいぶ前からその気配はあったのだが、正月に家を空けて、久しぶりに戻ると、天井裏が騒がしいのだった。壁をどんどんと叩くと、ひっくり転げたように狼狽して、チューなどと声を上げたから、ネズミに相違ない。
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ヒラタグモ - A Disc Web Spider - Uroctea compactilis

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背中のドクロ模様も鮮やかに、比較的大きなヒラタグモが台所の壁に張り付いていた。最初は可愛いとか言って喜んでいた理事に、図鑑を片手に習性を説明すると「ここに円盤住居を作るのか?」と複雑な表情をする。同じ場所に三昼夜、じっと固まって過ごした後、雰囲気を察したか、忽然と消えていった。 view photo...

ネコ - Domestic Cat - Felis catus

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昔、台湾の友人に「四つ足なら何でも食べる中国人がなぜネコは食べないのか」と尋ねたところ、「猫には霊がある(貓有靈)からでしょう」と言われ、なるほど感じ方は万国共通であるな、と思いつつ、霊があるという言い方には凄みがあるな、と感心したことがある。とは言え、後日、台湾でも一部で猫が食べられていることが判明。そもそも本草綱目にも出ているし。もっとも、本草綱目には人肉の項もあるようだけれど。ちなみに、手許の資料では猫肉は甘酸っぱいとある。人肉は... 止めておこう。 view photo...

ニホンカモシカ - Japanese Serow - Capricornis crispus

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静かに山を歩いていると、時々、カモシカが木の陰、岩の上あたりからこちらをじっと覗いていることがある。それが冬の森の中で、雪が音もなく降り積んでいるような時ならとてもいい。後から思い出すと、あれはほんとうだったのか、それとも実は心象風景だったのか、だんだん判らなくなってくるものいい。 view photo...

クンチャンケマイマイ - Aegista elegantissima cara - "Kunchan Kemaimai" Land Snail

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実際に撮影したのは昨年の夏、沖縄の森でだけれど、写真だけ見つめていれば、海の底、地の底、また遠い古代の記憶としてもよいような、そういう写真が撮れて少し嬉しい。


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ネコハエトリ♀ - Carrhotus xanthogramma - "Neko Haetori" Jumping Spider

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大きな目がふたつクリクリと輝いているだけで、可愛いとかいじらしいとか感じてしまう。人間の業の深さと呼んでもよいけれど、単なる認識システムの粗雑、という気もする。

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ワカバグモ - Oxytate striatipes - "wakaba gumo" crab spider

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殺されて念仏を唱えているような双翅類が真っ黒で、殺した方が爽やかな若葉色、しかもよく見ると少し透き通っているようにも見える。はて透明な体を持つというのはどういう気分だろう。

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ニホンマムシ - Japanese Mamushi - Gloydius blomhoffii

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ブログを最初から見直したら、意表をついて爬虫類の写真が一つもなかったので、爬虫類の皆さんにお詫びをかねてまずは大物を一発。
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ウシガエル - American Bull Frog - Rana catesbeiana

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よく見たら、両生類の写真もまだ掲載していなかった。というわけでウシガエル、別名食用ガエル。ご存知の巨体、そして野太いうなり声。しかし、危険を察知すると、「キャウン♪」とか言う妙に色っぽい声を出すのが面白い。存外に用心深いカエルであるが、食用と言われるくらいだからそれは致し方ない。 view photo...

セトウチマイマイ - Euhadra subnimbosa - "Setouchi Maimai" Land Snail

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暑い一日だったが、近所の八百屋と話をしていたら既に関東地方も梅雨入りしたということらしいので、梅雨入り記念にカタツムリをひとつ。ぐちゃぐちゃと汚いことも多いけれども、カタツムリ、とくにマイマイのきれいな奴には、品格を感じる場合がある。 view photo...

スジアカハシリグモ - Dolomedes saganus - "Sujiaka Hashirigumo" (= Striped Red Running Spider) Fishing Spider

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葉の破れ目に擬態している、ちょっといかした奴。前から見たいと思っていたクモだったから、想像そのままに葉の上に張り付いているのを見つけて、この時ひとり心中大笑いである。その後あちこちで見ているが、やはりどこでもいかしている。

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アオミオカタニシ - Leptopoma taivanum - "Aomi Oka Tanishi" Land Snail

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くらい森の緑の葉に、緑の貝。月夜にぼんやり光っていたりしたら、それだけでトリップできそうな妖しい美しさ。

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ニホンヤモリ - Japanese Gecko - Gekko japonicus

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家の回りでは虫がぶんぶん飛んでいるから、家のヤモリも元気である。冬は雨戸の戸袋から出てくることが多いが、今の季節は木の幹にいたり、門灯にいたり、写真のように明るい窓の外側にいたり。

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アヤトビウオ - Cypselurus poecilopterus - Spotwing Flyfish

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海の鳥でも出るかな、と思ってフェリーのデッキでカメラを手にたたずむ。いい陽気だ。あんまりいい陽気だから、隣に陣取った島の若者の世間話を聞きながらついぼうっとしていると、鳥ではなくて、トビウオがしゅんしゅんと飛び去っていく。海に潜る鳥、海に潜る獣は時々いるけれど、昔の戦闘機みたいな格好をして、海からロケットのように飛び出してくる奴は滅多にいない。トビウオはすごい。 view photo...

ニホンカナヘビ - Japanese Grass Lizard - Tackydromus tachydromoides

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まぁ、本州を歩いていたとして、トカゲといっても普通はヤモリ、ニホントカゲ、ニホンカナヘビくらいしか居ないから、茶色くてかさかさと乾燥肌っぽいのがカナヘビということになるのだが、その乾燥肌も近寄って見ると案外とワニ革のハンドバッグみたいなのだった。クモにせよ、カナヘビにせよ、春の出始めは元気があってよろしい。 view photo...

オカダンゴムシ - Armadillidium vulgare - Pill Bug (Woodlouse)

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最も身近な甲殻類、オカダンゴムシ。甲殻類だから、飢饉の時は食べればあるいは海老・蟹のような味がするのでは、とも思うが、腐敗植物質を食べているようなので厳しいかも知れない。それ以前に、食べるところがあまりなさそうである。だいぶ昔、フランスの湿地帯にあった田舎の食堂で、勢いでザリガニを注文した時のことを思い出す。泥のような煮汁に、10cm くらいのザリガニがゴロゴロと転がっており、げんなりしつつも殻を取ると、中は肉というより糸くずのような消化器官ばっかりであったという、そういう記憶である。味は泥の味がし、食感は糸くずの食感であった。 view photo...

マミジロハエトリ - Evarcha albaria - Mamijiro (=White-browed) Jumping Spider

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ちょっと前までは、マミジロハエトリというと、地方に出かけた時に見かける種類と言う感覚だったのだが、最近は都内の、裏の公園でも多いのである。特に今年は出だし快調で、ほかのハエトリはほぼ皆無ななか、あちらこちらでぴょんぴょんと徘徊している。これは雌。 view photo...

ニホンアマガエル - Japanese Tree Frog - Hyla japonica

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ふと気付くと、葉の上にぺたっと張り付いている。見回すと一匹や二匹ではない。水気がちょっと足りないのか、カエルとしての輪郭を失って置物みたいになっているのさえいる。心配して葉をつつくと、魔法のように手足が生れてくる。まったく、アマガエルは面白い。

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コアシダカグモ - Sinopoda forcipata - A Huntsman Spider

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ヤママユでもいるかな、と思って夜の散歩に出かけたが、山の集落の夜は実にくらくて、自動販売機すらない。仕方ないからいくつかある街灯を一つ一つ見て回ったけれど、クワガタが一匹いただけ。落胆しつつ、最後に寄った街灯の横にお堂があって、そこで中小の蛾を眺めていたら、柱の隙間から、ぬっとでかいものが出てきた。うねる脚、波打つ体毛、身のこなしは蜘蛛というよりどこか甲殻類を思い起こさせる。この大きさだから感心していられるが、人間くらいだったらそれはそれは恐ろしいことだろう。 view photo...

ヤマアカガエル - Montane Brown Frog - Rana ornativentris

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夏の喧騒から一息ついてしまうと、案外この季節は撮るものが少ない。渡ってゆく鳥にはちょっと遅い感じだし、冬鳥にはまだちょっと早いし、バッタやカマキリはいるけれども、もう何だか滅び去る寸前、というたたずまいで少々痛々しい。人間もカメラも少しくたびれてしまって気分転換や修理が必要だから、少し昔の写真を引っ張り出して再利用を試みることにした。たった五年前だが、この頃はまだフィルムで撮っている。一体フィルムでどうやって撮っていたのだろう? 何だか遠い昔のような気がする。
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アリグモ - Arigumo Jumping Spider - Mymarachne japonica

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裏の公園で、昨年までアリグモ密度の高かった地域の薮が昨秋にばっさりと伐採されてしまい、心配しつつ探していたところ、少し離れたアジサイの若葉に一匹を発見した。きびきびしたネコハエトリもいいけれども、やっぱり人を食ったようなアリグモがいないと寂しい。
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