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[更新情報] アメリカ・アリゾナ州東南部の夏の鳥 (9)

やっと、個人的博物館本館を更新できました。アリゾナの鳥シリーズの九回目、パラダイス・ケーブクリークキャニオン付近の1/2です。

更新リストは以下の通り。ムジトウヒチョウ、ノドグロヒメドリ、オオミチバシリ、ヒメキンヒワ、ムナジロミソサザイ、アメリカキバシリ、スナイロモズモドキ、キガシラアメリカムシクイ、ノドグロハイアメリカムシクイ、ルリイカル、チャバライカル、ヒガシハイエボシガラ、シロガオエボシガラ、ドングリキツツキアリゾナキツツキ、クーパーハイタカ。

英語だと Canyon Towhee, Black-throated Sparrow, Greater Roadrunner, Lesser Goldfinch, Canyon Wren, Brown Creeper, Hutton's Vireo, Hermit Warbler, Black-throated Grey-Warbler, Blue Grosbeak, Black-headed Grosbeak, Ridgway's Titmouse, Bridled Titmouse, Acorn Woodpecker, Arizona Woodpecker, Cooper's Hawk.

アリゾナの鳥の写真もようやっと終盤になった。今回から、最後の滞在地パラダイス、それから付近のケーブクリークキャニオンあたりを中心とした写真となる。パラダイスというのは冗談のような地名だが、まぁ、山師が鉱山開発に大金をつぎ込み、パラダイスという名前の町が山の中に出現し、そして消え去った。という歴史の遺物のような土地である。アリゾナのゴーストタウン、などという書物を見ると、ちゃんとパラダイスで一項が設けられているが、ここにはまだ何軒かの人々が住んでいて、今はゴーストタウン、というより山の中のしずかな村、といった風情だ。

それでも、今まで滞在した何ヶ所かに比べるとはるかに人里を離れている。山越えこそしなかったが、それでもひと気のない国道を何時間も飛ばし、そこから最後の給油をして、おっかなびっくり、砂利道を車で上って行く。もちろん家などはない。パラダイスの墓地を過ぎ、道が尾根に達すると、木が繁っていて、「Entering Paradise」という、冗談とも本気ともつかない木の看板が立っていた。もちろん裏面は、「Leaving Paradise」だ。ここの、古い一軒屋を何日か借りて過ごしたのである。

これは最後の給油地点、ロデオ。ガソリンスタンドというような洒落たものではなく、寂れた食堂のようなところで、ガソリンを売っていた。売り切れていることもあるらしい。



それから、これがパラダイスのメインストリート。ちょっと中心部を離れているので、廃屋は見えない。


[写真撮影 : 2008/09 - 米国アリゾナ州・ロデオおよびパラダイス ] [photo data : 09/2008 - Rodeo and Paradise, AZ, USA]

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