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[這いずり日記] 長野方面 2014/夏その1

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梅雨はいつ明けたのか、そもそも明けたのかどうか、今一つ釈然としないが、暑くて晴れた日が続いたから今回から夏とする。いろいろ事情があって、今回はひとりで四泊。

それにしても、今年はチョウの出が今一つ。ジャノメチョウ(の仲間ではなくて、種類としてのジャノメチョウ)もホシミスジも、ミドリヒョウモンも出てはいるけど、去年に比べると数が全然少ない。そして何より、夏の王様、オオムラサキがまだ出てこない。本来なら、そろそろ小屋のまわりを颯爽と飛んでくれないと困るのだが、数が多いわけでもないので心配。

一方、甲虫は一気に数を増やして、順調だ。夜明かりをつけると、どこから湧いてきたのという位のコガネムシが網戸にびっしりはり付く。ホタルも夜、家の周りを快調に飛んでいる。カミキリもルリボシカミキリを先頭に、六、七種。カミキリは地味な種類でも独特の華があるから、カミキリ屋さんの気持ちも少しは分かる気がする。台湾の林道で、木の高いところに上っていた若者二名に、「何探してんの〜?」と聞いたら、「カミキリ〜」と答えてくれたのどかな日を思い出す。

膜翅類も順調。ただ種類が分からないので、ひたすら撮影だけ行う。楽しいが、つらい。

小鳥がまた窓に激突して、今回は命を落とした。ノジコではなくて、
キビタキの子が虫を追って、そのまま窓ガラスに突進したしまったようだ。二度となると、偶発事故とも片づけるわけには行かず、何らかの対策を講じるつもり。取り敢えず、当該の窓にカーテンを閉めておくことにした。

そう言えば、今年の春からこのかた、爬虫類を一匹も見ない。

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[写真撮影 : 2014/07 - 長野県] [photo data : 07/2014 - Nagano]
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