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[這いずり日記] 長野方面 2014/夏その4

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不定期でやってくる [父+息子] を迎えて四日間、そしてそのまま居残ってさらに三日。


小屋に戻ると台風の後、アオゲラが事故死していてびっくり。前半は引き続き天気が不安定だったが、後半は嵐を突き抜けたように、虚ろささえただよう好天が続く。興味津々であった地元の盆踊りはほぼ雨で壊滅したが、祭は辛うじて大丈夫。初めての長持行列を堪能した。

もうさすがにオオムラサキは諦めたが、慰めるようにカミキリや大きな寄生蜂が出てくる。蝶は引き続きいま一つだが、好天になってから、翅の傷んだ個体がそろ、そろ、と少しずつ目に入ってきた。

気がつくと、もう鳥は囀りをやめている。三ヶ月、毎朝律義に鳴いていたクロツグミも、時々地鳴きを聞かせるだけだ。
キビタキの親子も、どことなく疲れた、という風で普通に目の前に止まっているが、あまりキビキビとした感じがなくなってきていて、少しずつ、ここでの時間が終わりつつあることを意識させる。

とはいえ、まるまる一週間居たので、それなりに収穫もあった。まず、向こうの山ではあるが、ニホンザルの群れを初認した。昨年来の大きな懸案の一つ、ヤマドリの手動撮影に初めて成功した。山で、
サメビタキの巣や、久々のメボソムシクイの群れも見た。等。なんのかんの不平を述べているが、撮影枚数自体はずいぶんと多い。今回は奮発して五枚。

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[写真撮影 : 2014/08 - 長野県] [photo data : 08/2014 - Nagano]
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