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[這いずり日記] 長野方面 2016/早春その1

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二週間でいろいろなやぼ用を片づけて、また山で一週間夫婦で過ごした。


前回既に福寿草が咲いていたし、もうめっきりと春めいてきていたから、少なからずワクワクしていたのだが、ちょうど出かける前日に大雪警報が発令されるほどの事態になっていて、到着すると一面の雪景色が展開されていた。

とは言えそれは春の雪。既に陽射しは十分に強いので、10cmから20cmくらいあった雪は、みるみる融けていった。ただ地面が顕れても、あまり花の気配はない。フキノトウが出ているくらい。アブラチャンも
コブシもこれからだ。

それでも、空中に、地面に、水面に、そしておそらく地中にも虫の気配がじわじわとにじみ出る。ヒオドシチョウ、ミズスマシ、ハサミムシ、いろいろな双翅類、そしてコマユバチみたいのも。小さな双翅類を狙って、ハエトリグモも一斉に営業開始。池にはカエルまで出てきた。楽しい季節の始まりだ。

鳥もだいぶ色気づいて、渡り鳥がまだ到着しないとは言え、留鳥は繁殖モードに入りつつある。見るとカワラヒワなどは既に巣材をくわえている。
キジバトは三羽でたたかっており、アカゲラなどもつがいになった。フクロウはどういう訳かまだ啼かないが、それでも久しぶりに見た。今年少なかった冬鳥も健在で、ベニマシコ、シロハラミヤマホオジロ、カシラダカ、ルリビタキなどが交互に姿を見せる。

前の林を定宿にしていた
リスの姿が見えないのが気掛かりだが、大筋の流れでは、あとは待つばかり。そう春だ。

絶讃開花中:オオイヌノフグリ、
フクジュソウ、フキ

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[写真撮影 : 2016/03 - 長野県] [photo data : 03/2016 - Nagano]
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