[travelog - 這いずり日記:299108Z] 南東北、山形と宮城 2009/早春


理事に振られたので、珍しく友人と男二人、東北の旅である。どこに行きたいか、と聞くと、温泉。それも銀山温泉。とか言うので、まずは銀山温泉で二泊。その後山を越えて太平洋側に戻り、仙台平野の南と北、鳥の海、それから蕪栗沼など登米周辺で鳥を中心に見た。

いい歳をした男が二名、平日に微妙なところをうろつくのは、世間的にはあまりよろしくないことらしい。しかも、今回の面子は、三年ほど前、やはり二人で温泉巡りをした新潟で学童に「あやしい」と通報された挙げ句、パトカーに追跡されたという輝かしい実績があるので、何となくただでは済まない感じもしていたが、行ってみれば早春の東北はやさしく、風物を満喫することができた。惜しむらくは天気で、歩いている最中に降られることこそなかったが、始終雨にまとわりつかれ、爽快感にはほど遠いものの、そういう時は風呂に入っていればいいと割り切って五日を過ごした。最終日などは、やはり大雨だったが、わざわざ那須に立ち寄り湯元の日帰り温泉でゴロゴロ休憩する始末。やはり、世間的にはあまりよろしくないかもしれない。

自然観察方面での最大の驚きは仙台平野で認めたナベヅル一羽。あとは少々季節が早過ぎた感じだが、渡りの途中のツルシギ、オオソリハシシギ、活発に囀るオオジュリン、ホオアカなどが印象に残った。写真は鳥の海から蔵王方面。



[photo data : 04/2009 - Zao Mountains, from Torinoumi lagoon, Miyagi]

Posted: Sun - April 26, 2009 at 10:33 PM           |


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