Mon - August 4, 2008

[travelog - 這いずり日記:ZZO] 八ケ岳山麓・諏訪 2008/盛夏


五月に続いて、今年二度目の八ヶ岳山麓である。暑い暑い東京から逃げる、という意味合いと、友人の子供を預かるハメになったため世話の手間を省く、という意味合いでの計画だったが、もちろん盛夏ならではの昆虫観察も楽しみであった。予想通り、鳥は遠く高みにいて下りてこなかったけれど、クワガタ・カブトやカミキリにはじまり、ヒグラシの羽化、昼のヒョウモンやヒカゲチョウ、夜のスズメガ、そして何よりも、ヘビトンボ、ツノトンボ、カマキリモドキといった、キメーラのような怪しい創造物との遭遇を大いに愉しんだ。

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Mon - July 28, 2008

[travelog - 這いずり日記:ZZP] 北海道・函館周辺 2008/夏


用事があったというか、用事にして頂いたというか、とにかく夫婦で函館に行ってきた。雨がちではあったけれど、涼しくて静かな自然観察を楽しむ。ただ残念なことに、いつも一番出番が多くて、もう体の延長のような気さえしているレンズが、夏のシーズンを前に緊急修理中なのだった。軽くて短いのをつけても、長くて重たいのをつけても、どうもしっくり来ない。そんな具合だから、折角のクマゲラは撮り損うし、ツバメはピンボケだし、最後までどこか噛みあわない一週間だった。もっとも、クマゲラをはじめ、アオバトだ、ノビタキだ、と理事は終始快調であった。

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Fri - June 27, 2008

[travelog - 這いずり日記:ZZQ] 台湾・關子嶺〜阿里山 2008/初夏


前回三月、台湾に行った折、長年探していた鹿野忠雄の紀行が、高雄の誠品書店に平積みされていて吃驚したのだった。しかも中国語訳である。その本を通じ、日本でも再刊が出ていることを知った。読みたかった文章は名著と呼べるものだったが、中国語訳にあたった楊南郡氏の愛情あふれる注釈が原本をさらにすばらしいものにしていることも、思いがけない喜びだった。

Posted at 10:37 PM     See Photo/写真を見る     |

Fri - May 23, 2008

[travelog - 這いずり日記:ZZR] 八ヶ岳山麓 2008/初夏


理事に聞くと今月来月超多忙というので、ひとり、久しぶりに八ヶ岳の山麓に行ってきた。ミヤマシロチョウが乱舞し、キジが啼き、キビタキも真っ赤、なにより残雪の山が涼しげでいい季節である。夜は夜で、電灯に集まるスズメガに驚嘆した。まったく、電灯は蛾の宗教だ。光の輝きに、ある者はひれ伏し、別な者はのけぞり、いずれも死んだように祈りを捧げている。痙攣の末地面に激突し、そのまま悶絶して祈っている者もある。昼間あんなにつれなかったアメバチモドキまでが、聖体拝領の写真を撮る僕の手を親しげに這い回る。こうして、昆虫のミサは人知れず夜通し続くのだ。

Posted at 12:04 AM     See Photo/写真を見る     |

Sat - May 10, 2008

[travelog - 這いずり日記:ZZS] 栃木・塩原 2008/春


栃木の塩原に行ってきた。毎朝早起きし、地道にてくてくと歩き回る。オオルリ、コルリ、キビタキ、確かに最低限、居るべきものは居るのだけれど、初夏本来の生の過剰さは若葉にしか感じられない。今の日本はどこでもそうだが、多様性も、個体数も、そして精気も全く不足している。希薄。やや釈然とせぬまま帰途につく。

Posted at 02:47 AM     See Photo/写真を見る     |

Mon - April 28, 2008

[travelog - 這いずり日記:ZZT] 東京・裏高尾 2008/春


昨年六月の裏高尾が良かったので、待ちきれずに同じ道を辿ってみた。六月と四月、顔ぶれが全く違うのではないかと期待したのだがそれ程でもない。むしろ春が浅い分まだ役者が揃わぬという感触である。逆に多すぎるのがヒトで、平日の裏街道というのに高らかに世間話をしながら老ハイカーの群れが行進していく。黄金虫を撮影している僕のすぐ後ろで、虫撮ってるわよ、とどこか悪し様に言い出すような始末で、これは敵わないと枝沢の踏み跡に逃げた。

Posted at 02:45 AM     See Photo/写真を見る     |

Thu - April 10, 2008

[travelog - 這いずり日記:ZZU] 台湾・霧台 2008/早春


一週間ほど台湾に行ってきた。昨秋の澎湖から一転して今回は山に入った。南部の山地、霧台に赴き、そこを基地として五日ほど、山中をうろついてきた。以前のことを考えれば、霧台のような場所に日本からの風来坊が簡単に入れるなど想像もできないことだけれど、偶然や幸運もあって、とにかく、いろいろな意味で濃厚な体験をすることができた。山の中、流れのほとりで forktail と対峙している時、下の村から幽かに賛美歌が聞こえてきたりすると、一瞬、脳内の秘密の回路を電流が通過していくような心持ちがした。

Posted at 02:39 AM     See Photo/写真を見る     |

Sun - February 10, 2008

[travelog - 這いずり日記:ZZV] 東京・町田 2008/冬


友人の母親の葬儀の帰り、町田の山でさまよう。

Posted at 02:37 AM     See Photo/写真を見る     |

Mon - December 10, 2007

[travelog - 這いずり日記:ZZW] 博多湾 2007/晩秋


関門方面の仕事のあいま、二日ほど自由な時間が取れたので、博多湾のまわりをぐるぐると遊んできた。今の季節、虫もいなければ渡りの途中の鳥もいないから、やや寂しいのは否めないとしても、サギ、カモメ、それから珍しいところではヘラサギやミヤコドリなどが干潟の周囲で越冬していて、東京から来た者には新鮮だった。

Posted at 02:34 AM     See Photo/写真を見る     |

Thu - November 15, 2007

[travelog - 這いずり日記:ZZX] 愛媛・松山 2007/秋


松山で半日。取りあえず、てくてくと松山城に上り、蜂やカラスに遊んでもらった。

Posted at 02:29 AM     See Photo/写真を見る     |

Sat - November 10, 2007

[travelog - 這いずり日記:ZZY] 台湾・澎湖島 2007/秋


台湾海峡に浮かぶ澎湖島に行ってきた。最初に行きたいと思ってから20余年、台湾というよりは南イタリアみたいな島を、スクーターでバリバリとぶっ飛ばす。20年前の白黒のガイドブックを頼りに、はからずも現在の姿を検証してゆけば、思いっきりの逆風を感じつつ、旅は幻滅と感傷を繰返しながら進んでいくのだった。こうして、昔の詩人がうたったように、風景は常に遠のいていく。

Posted at 02:27 AM     See Photo/写真を見る     |

Sat - September 15, 2007

[travelog - 這いずり日記:ZZZ] ガボン 2007/夏


ブラックアフリカ、それも赤道直下のジャングルの辺りはどうしても避けて通れまい、という思いが強くなり、三週間ほどガボンに行ってきた。頭上にトキやコウノトリが舞い、目の横をカワセミやヒタキが飛び交う。或いは、熱帯雨林で羚羊を窺い、猿を追い、また象に追われる。確かに生の豊饒は眼前に面白く展開するのだが、体験としては浅薄で、どこか実感に乏しい。初めての挨拶としては妥当だったが、更に一考を要する、と総括した。

Posted at 02:24 AM     See Photo/写真を見る     |


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