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[更新情報] ギリシャ東部トラキア地方の冬の鳥 その3

個人的博物館本館を更新しました。今回の対象は、2009年2月、ギリシャ東部のトラキア地方で撮影した鳥の写真の三回目、ダディアの山の中 (1/1)と、イスマリーダ湖周辺(1/2)で撮影したものです。


更新リストは、アオガラ、ヨーロッパウグイス、ズアオアトリ、シラコバト、ノスリ、オオバン、ハタホオジロ、カンムリヒバリニシハイイロペリカン、オオフラミンゴ、ゴシキヒワ、カワウ、シジュウカラ、アオカワラヒワ、シロエリハゲワシ、アカゲラ、カラフトワシ。英語だと European Blue Tit, Cetti's Warbler, Chaffinch, Eurasian Collared-Dove, Common Buzzard, Common Coot, Corn Bunting, Crested Lark, Dalmatian Pelican, Greater Flamingo, European Goldfinch, Great Cormorant, Great Tit, European Green Finch, Eurasian Griffon, Great Spotted Woodpecker, Greater Spotted Eagle

写真はダディアの森で。ここ一帯は保護林になっていて、林道のほかに、何本かトレッキング用の小径が整備されている。道が今一つよく分からなかったので、センターに顔を出して道を尋ねた。係の男が、帰りにも必ずここに寄れ、と言う。何だろう?と思ったが、ともあれ出発。林の中、はっきりしたり、しなかったりする道を、鹿でも出ないかな、と気配を殺しつつ進む。

ゆるやかな登りを小一時間、カラフトワシに驚かされたりしながら、最後は谷筋の岩場を絡んで、道は林道に合流した。この先の頂上、山脈の先を見渡せる場所に、野鳥の観察小屋がある。観察小屋と言っても小鳥を見るわけではなくて、数百メートル先でハゲワシの再移入の実験を行っている、立ち入り禁止の保護区を望見するのだ。夕方でもあり、相客もなし。 確かに逆光の遥か先、時々ハゲワシが見えるが、それ以上のものでもない。ただ静かで、落ち着く場所だった。

暗くなってきたので別の道をとって下る。帰りに思い出してセンターに寄ると、さっきと違った若い女性がいる。はい?と聞くので、いや、帰りにここに寄るように言われたから、と答えると、ああ、あなたね。と答えてニッコリとする。変な外人が一人で登っていったから、妙なことにならないように、一応気をつけてくれたもの、と了解した。こちらもニッコリして辞去。

イスマリーダ湖の分はまだ半分残っているので、また次回。


[写真撮影 : 2009/02 - ギリシャ・ダディア] [photo data : 02/2009 - Dadia Forest, Greece]
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