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[這いずり日記] 長野方面 2014/秋その4

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瀬戸内で四泊、東京で五泊、それから山で四泊。我ながらなかなか快適な三拍子のリズム。


ただ、瀬戸内と東京にいる間に、ちょうど紅葉のピークが重なってしまったのはちょっと惜しかった。十日ぶりに山小屋に着くと、枯葉が渦を巻くように散り落ちている最中で、色は赤かったり、黄色かったり、というよりはもはや褐色だ。見上げると空が広くなって、風は少し当たりがきつい。

見通しが一気によくなったので、シャイな皆さんには久しぶりにこんにちは、である。川沿いのミソサザイ、木立のカケス、薮越しのお月さま、皆いたことはそこにいたのだけれども、葉がないのですっきりと見える。
ツグミやジョウビタキに続きアトリの群れがやってきて、頭上で渦を巻いている。カラ類も山を下りてきたと覚しく、一時的にせよ鳥の密度は高い。

虫は赤とんぼ、オツネントンボ、イナゴ類、テングチョウ、生き残りのアシナガバチやスズメバチ、それから越冬場所を探す
クサギカメムシやナミテントウくらいになって、晴れた日の陽だまりに集まっている。今さらながら、季節が変わったのだなあ、と思い当たる。もはや最低気温は氷点下を記録した。

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[写真撮影 : 2014/11 - 長野県] [photo data : 11/2014 - Nagano]
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