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[這いずり日記] 長野方面 2016/春その3

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東京で用事を済ませ、一泊してまた山に戻り一週間。とにかく今は一年で一番大事な時期なので、時間は無駄に使いたくない。


4/15 にクロツグミが現れたのに続き、例年と同じような順番で、色々な者どもが集まってきている。主なところでは、4/20にオオルリ。4/22 にキビタキとセンダイムシクイ。4/23 にコサメビタキ。とくに個体数の多いキビタキとセンダイムシクイについては、取っ組み合いの喧嘩などを経て、翌日には当面の領土が確定したようだ。小屋の前の林に落ち着いたキビタキは、黒は黒く、黄色は赤みを帯びて、ピカピカに器量が良い。

まだぐずぐずしている冬鳥も多いので、小屋の林は鳥口密度も最高だ。昼飯を食っていると、パチンパチンと爪切りのような音を立てて
シメやイカルがすぐ側で食事をしている音が聞こえ、その横をノウサギがゆっくり横切る。と、足下からシロハラが出てクロツグミを追撃するし、そのクロツグミも、昨年よりは個体数が多いように思われる。いずれにしても、クロツグミ、イカル、キビタキ、オオルリ、ウグイス、ミソサザイ、歌唱力に優れた種類が競い合うのは見ていて、聞いていて心が弾む。とにかく、どこへ行っても、生き物が多くて、かつ強気なこの季節は最高にたのしい。

キビタキやオオルリが来た、ということは、虫が増えてきたということでもある。ちょっぴり幸せドラえもんである。

花もたくさん咲いて、写真が増えたので号外というわけでないが、
別エントリとすることにした。

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[写真撮影 : 2016/04 - 長野県] [photo data : 04/2016 - Nagano]
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