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[這いずり日記] サンコウチョウまだ居る〜長野方面 2016/初夏その5

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アカショウビンは残念ながら様子だけうかがって去ってしまったようだが、サンコウチョウは今のところ定着している。

定着しているばかりか、小屋にもやってくる。晴れた日だと、午前中、だいたい1時間半くらいのインターバルで三、四回現れる。それに、よく見ると、少なくとも三羽はいる。たぶん、雄も尾の短いグループで、遅れて渡ってきたのではなかろうか。来た当時は、口笛で鳴き真似をすると慌てふためいていたが、もうすっかり見透かされてしまって、全く動ずる気配もない。

活動する高さが比較的〜
キビタキくらいに〜ひくく、また賑やかな鳥であるから、来ていれば多分見逃すということはない。とすれば、これは今年のニュースということになる。理事もご満悦である。

それにしても、寝ころんでいるだけで、サンコウチョウ、キビタキ、クロツグミ、ホトトギス、センダイムシクイ、イカル、
ノジコアオゲラエナガ、カワラヒワ、ウグイス、いろいろな鳥の声が耳に届く。加えて、すぐ横の木で定期的にアカゲラがドラミングをする。まことによい夏になった。

下草では
ヨコバイなどの同翅類が爆発的に増えて、ゾウムシもそこここで交尾している。蝶にやや元気がないが、その他はおおむね順調。この季節目立つ虫としては、ダビドサナエ、ヒメシジミハガタエグリシャチホコなど。あと、異形の虫、オオキノコムシが初見。

花は少しずつ入れ替わり中。復活した絶讃開花中:アカツメクサ、シロツメクサ、ムシトリナデシコ、ウマノアシガタ、クサノオウ、ゲンノショウコ、ハルジオン、ヒメジョオン、アヤメ、ムラサキツユクサ、コンフリー、キバナノヤマオダマキ、ノイバラ、ウツギ、ヒメヘビイチゴ、ジャーマンアイリス園芸種、ヒメフウロ、カナダアネモネ園芸種、クサフジ、ムラサキケマンしぶとい、セイヨウタンポポもしぶとい、ケキツネノボタン、ヤマボウシ、ウツボグサ、キツリフネ、ナワシロイチゴ、アメリカオニアザミ、
エゴノキ、ハクウンボク、その他イネ科など手付かず

などと、熟す季節を堪能していたら、
の具合が悪くなったという連絡があり、急きょ撤収して東京へ戻る。まこと人生も、生命も、はかない。嘆ずるのみ。

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[写真撮影 : 2016/06 - 長野県] [photo data : 06/2016 - Nagano]
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