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[這いずり日記] さぼりました。水の巻~長野方面2018/8月

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今も外では雨が降っているが、とにかく今年は雨が多い。近くの測候所のデータを検索してみると、今月(2018年9月)において、日照時間が7時間を超えたのはわづか3日、そのうち10時間を超えたのは1日しかなかった。昨年は17日/6日、一昨年は7日/3日、2015は 12/3、2014は 15/4、2013は 13/9 という塩梅だから、かなり異常に思える。

カエル諸君、とりわけアマガエルはやたら元気だが、ほかの者どもは心配になるくらいの気候だ。ヒョウモンなんて、ボロボロのヨレヨレになったのがまだ辛うじて飛んでいるが、雨の度、数を減らしている。鳥だって都度だいぶ落鳥してるだろう。屋根を打つ雨音を聞きながら、しんみりすることの多い年ではあった。

雨が降ると葉っぱやコケが瑞々しくて素晴らしいのではあるが、観察に出づらいし、川が渡れなくなるのでフィールドが狭まる。昔、ひとりで奥秩父を歩いていた時に、甲武信小屋のおっさんだったか(今の僕くらいの歳だろうか)、お前みたいにこんな荷物を背負ってでもわざわざ登りに来るわけだろう、空身で鉄砲持って走り回ってみろ、あんな楽しいことはねえぞ、ただ、雨はいけねえ、雨はいけねえ。とか言っていたのを思い出す。たぶん、でも雨が降ると葉っぱがきれいで、とか答えたのだと思う。

葉っぱは水が当たった方がきれいだが、水そのものは、日の光が当たった方がきれい。だから、昨今は、水の写真がすくない。八月分は一回で完結。ちょっと枚数は多めだけど。

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空の巻その1、白昼篇はこちら
空の巻その2、夕暮れ篇は
こちら
地の巻はこちら

[写真撮影 : 2018/08 - 長野県] [photo data : 08/2018 - Nagano]

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