pmnh wildlife portrait archive : travelog

[這いずり日記] 毎朝の儀式とフナムシ達 〜長野方面 2016/夏その3

1607ttzw2_3192_w
行ったり来たり、客が来たり、帰ったり、それも予定外の出来事で来たり行ったりしているから、あまり写真をアップロードするタイミングが見つからない。

季節が変わって、真夏の生き物は全開だ。特に目立つのは、木材置き場のカミキリ連中で、青いの黄色いの、だいたい5種類から6種類くらいが、フナムシのようにワサワサと動き回っている。飛んで止まって交尾してぶつかって、生活とは、活動とはこういうことだ、と言わんばかりのありさま。もちろんカブトムシクワガタ、夏のハムシゾウムシなんかも絶好調だ。

鳥が多かった分、鱗翅類とくに蝶はやや元気はないかな、と思っているが、それでもまだ見ていないのは
コムラサキ、カラスシジミくらいだろうか。あとは数こそ少ないが、ホシミスジ、ジャノメチョウなども出ている。タカネトンボがぶんぶん飛び、オニヤンマが出たにも関わらずアブも多いが、もうとてもクリスティーナなどとは呼べない、でかくて赤い奴(アカウシアブ)なども来た。すばらしくフォトジェニック。

鳥はもはや不用意には啼かないけれど、あいかわらずクロツグミによる朝の第一声はすばらしい。だいたい今時分だと4時10分ごろ。空が白んでくると、先頭を切ってクロツグミがよく透る声で囀る。野の鳥山の獣は敬意とともに聞いている風情があり、他の鳥はこの囀りが一段落するまでは決して啼かない。これは毎朝の山の儀式だ。

久しぶりに小屋のまわりに
鹿の群れが来ており、時々目にする。ただ今年はリスはすくない。それにしても、去年の同時期、種類は居るが数が寂しい、などと書いているのだから今年はよい。なお、キビ太郎は最近みかけない。時々向こうの方で啼く。

花は夏の花に移った。絶讃開花中(☆新、▲間もなく終了):☆シデシャジン、☆ヤブカンゾウ、シキンカラマツ、シロツメクサ、アカツメクサ、ドクダミ、ミツモトソウ、ヒメジョオン、ハルジオン、ダイコンソウ、☆マツヨイグサ、▲キバナノヤマオダマキ、☆キンミズヒキ、ヤマホタルブクロ、ゲンノショウコ、クサノオウ、ケキツネノボタン、☆ヤブジラミ、☆オトコエシ、☆イタドリ、☆クルマバナ、クサフジ、オカトラノオ、イタチササゲ、コンフリー、ヒメフウロ、ムシトリナデシコ、コバギボウシ、ヤブタビラコ、キツリフネ、☆ヤマハギ、☆ママコナ、▲シモツケ。未確認:ユキノシタ、カラマツソウ

1607ttzw2_3192
1607ttzw2_3265
1607ttzw2_3211
1607ttzw2_3224
1607ttzw2_3273
1607ttzw2_3187

[写真撮影 : 2016/07 - 長野県] [photo data : 07/2016 - Nagano]
[Sleeker_special_clear]