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コウラウン - Red-whiskered Bulbul - Pycnonotus jocosus

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日本語だと紅羅雲。エキゾチックな風貌の普通種で、こういう風流な和名がついているものは大体飼い鳥として輸入された鳥が多いようだ。


この鳥もその条件にすべて当てはまる。何年か前、山陰の水族館で企画された外来種の展示にこの鳥の写真を貸し出したことがあるが、その時の学芸員の方に「兵庫と神奈川で棲息が確認されている」と教えてもらった。

しかし、よりによってヒヨドリをなぁ、とも思う。一つは騒々しくて、見方によってはガサツで、およそ飼い鳥には似つかわしくない性質なのが理由の一。もう一つは、熱帯の林をあちら、こちらと群れやつがいでエネルギッシュに飛び回る鳥なので、こいつを籠に閉じこめるのか、という感慨。

いずれにしても、日本で鳥飼という蛮習が徐々に廃れてきているのは大変結構なことだ。密猟や密輸で売られている鳥を飼っていて、「売っているのが悪い」と開き直る奴にはうんざりだ。

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[写真撮影 : 2006/08 - タイ、ドイ・アンカン - 約20cm - 個人的博物館本館のヒヨドリの類のページへ]
[photo data : 08/2006 - Doi Angkhang, Thailand - about 20cm L - visit the main museum ('
bulbuls')]
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