pmnh wildlife portrait archive : birds

ゴシキドリ - Taiwan Barbet - Psilopogon nuchalis

0911barbet28_w
体形もそうだけれども、挙動もあまりスマートじゃない鳥、ゴシキドリ。だいたいすごくカラフルで、不器用な飛び方で果物のところにやって来る。

カヤノボリ、タケドリ、歴史的な経緯を反映して、台湾の動物にはしゃれた、あるいはきちんと考えられた和名がついていることが多い。このゴシキドリもそうで、確かに間違いなく五色に彩られたこの鳥の名称として簡潔にして揺るぎない。だからスズメやツバメが種の名称であって、グループを代表する名称になったように、世界のゴシキドリのなかまも、四色でも六色でも**ゴシキドリと呼ばれるようになっている。

台湾の元祖ゴシキドリは、数もそこそこは多いし、美しいし、愛嬌もあるから、現地でも人気者だ。自然公園みたいなところでカメラを持って歩いていると、家族連れのオトーサンなどから「ゴシキドリはいたかい?」「ゴシキドリどこで見たかい?」と何度も聞かれることがあり、この鳥が好きな僕にはちょっと嬉しい。

十年前とかに撮った写真の蔵出し。がんばれ、ゴシキドリ。

0911barbet26
0911barbet25
0911barbet29
0911barbet27
0911barbet28
0911barbet30
0911barbet31
0803barbet03



Black-browed Barbet Psilopogon ortii が三分割(Taiwan Barbet - P. nuchalis / Indochinese Barbet - P. annamensis) されていたことに気付いたので学名を変更。まぁ文法通りということであれば、ゴシキドリの和名も元の学名のまま残った P. ortii(スマトラおよびマレイ半島山地部)についていくのだけれど、そもそもゴシキドリという名称は台灣のものを指すものとしてつけられたものなので、タイワンゴシキドリとかいうのもちょっと違和感あるし。ということで、学名だけ変更しておく。本館の方は、Taiwan Barbet をタイワンゴシキドリ、Indochinese Barbet をインドシナゴシキドリと、暫定的に、しておく。




[写真撮影 : 2008-2009 - 台灣 - 20-23cm - 個人的博物館本館のオオハシ・ゴシキドリなかまのページへ]
[photo data : 2008-2009 - Taiwan - abt 20-23cm - visit the main museum "
toucans, barbets & allies"]
[Sleeker_special_clear]