pmnh wildlife portrait archive : insects

オオミズアオ - Japanese Moon Moth - Actias artemis

町を歩いていたら、クリスマスの電飾がついていたので、また、当博物館的にはクリスマスっぽい画像を一つ。と言っても世間的にはクリスマスとはほど遠い画像かも知れないと思うけれども。

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ベッコウチョウトンボ - Rhyothemis variegata

沖縄の離島、伊平屋島。ひらひらと無数のチョウトンボが舞う。僕は通りすがりだから不思議な光景としか思えないけれど、これを見慣れると特定の季節や場所が何らかの感情とともに想起されるようになるのだろうか。

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ウスチャヒメシャクのなかま - a Geometer Moth - Perixera sp.

蛾には驚かされることが多いけれど、意表をつかれたという点では最近の最高峰はこれ。ランチョンミートというか、沖縄でいうポークみたいな色と形をして、のっぺりと葉に張り付いていた。一体なにがどうすると、こういうことになるのだろう?


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イシガケチョウ - Cyrestis thyodamas - Common Map

普段はある種の蛾のように、葉の裏に吸い付くように止まるのだが、観念したのか、不都合があるのか、文字通り破れかぶれといった風情であらわれたイシガケチョウ。


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スズバチ - Oreumenes decoratus - A Potter Wasp

家の近所にマサキの木があって、この季節は蜂で賑わう。よく見ると蜂に擬態した双翅類もいて見飽きない。どういうわけか、ずんどうのがっしりしたハチよりも、ウエストのくびれた、スレンダーなハチに惹かれる。ヒメバチもいいけれど、やはりドロバチ。それも、大型のスズバチはちょっと特別な存在だ。 view photo...

カマドウマのなかま - Diestrammena sp. - A Cave Cricket

カエルと同じで跳ねるのは多分非常手段なのだと思うが、跳ぶ先は多分本人も予測できていないのだろう。とにかく、大胆に跳んで、危機的な局面を一旦リセットしようとする。自暴自棄とは言えないが、これはかなり破滅的な戦略ではないか。

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ハネナガブドウスズメ - a Hawk Moth - Acomeryx naga

あちこちでスズメガを見たが、個人的に一番好きなのは、このハネナガブドウスズメ。大胆にして精緻なモノトーンの柄がすばらしい。もっと派手な柄のスズメガがバタバタと騒いでいるところから少し離れて、この蛾がしずかに止まっているのを見るとほれぼれしてしまう。


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エゾオナガバチ - Megarhyssa jezoensis - An Ichneumon Wasp

入念な探索を終え、黄色と黒の竹のような身をしならせたオナガバチが尾を天空にかざすと、尾の末端が割けて、神父の捧げる聖体にも似た白い月がにゅっと現れた。殺戮と生殖が同時に進行する秘儀にふさわしい光景だった。

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クサギカメムシ - Brown Marmorated Stink Bug - Halyomorpha brevis

山でも里でも、冬の温泉宿の廊下でも、どこででもお目にかかるありふれたカメムシだが、都会の公園、それも春先では、かなりの重鎮である。ぬっと出たのに出会うと、久しぶりに大きな昆虫に会った驚きにしびれる。

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アミガサハゴロモ - Pochazia albomaculata - a Planthopper

この虫は、それと気付いていればと時々目に入る。編笠羽衣という和風の名前によく似合った墨色の翅と、白色の紋。一見すると蛾に見まがうソリッドなフォルム。なかなか外見に隙のない、洒落た虫である。


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