pmnh wildlife portrait archive : insects

アカウシアブ - 'Akaushi-abu' Horsefly - Tabanus chrysurus

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このところ雨が降ったり止んだりする日が多くて、しっかりとは出かけずに小屋の周りでうろうろ観察することが増えている。まぁ今日もあまり大した奴は出ないな、と、二三日前の曇った日、坂道のところに立っていたら、地面に何やらいることに気付いた。

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マツムラナガハナアブ - a Spilomyia Hoverfly - Spilomyia permagna

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今の季節、アザミやサラシナショウマが養老院みたいになっていて、陽が当たればボロ切れみたいなヒョウモンが休んでいる。

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アザミケブカミバエ - A Fruit Fly - Tephritis majuscula

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また、ちっこい虫の季節がやって来た。花レンズの一部を虫レンズに切り替えて、ちっこい虫を追う。

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フキハマダラミバエ - a fruit fly - Acidia japonia

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フキハマダラミバエというだけあって、フキの葉の上にいた。すてきなルックス。


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シロスジナガハナアブ - a Hover Fly - Milesia undulata

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最初は熊本の里山みたいなところで初めて見た。羽音を立ててきて、一瞬、わ、ハチ?と思ったが、よく見るとハナアブで、くらい林床の近くを低速で隠密行動をしていた。

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ハタケヤマヒゲボソムシヒキ - a Robber Fly - Grypoctonus hatakeyamae

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晩秋に小屋の近辺に出てくる、ちょっとインパクトのあるムシヒキ。昨年の11月の日記に「ただ、見たことのない、毛深くて大きなムシヒキアブが出た。双翅類はなんだか分けの分からないときに変なものが出ることがあるようだ」とある。

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オオマエグロメバエ - a Thick-headed Fly - Physocephala obscura

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先月の旅日記のところでちょっと書いたところの、わづかに残っている野菊にしがみついていたかっこいいメバエ。


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キンイロアブ - A Horse Fly - Tabanus sapporoensis

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山小屋近辺では、夏、とりわけ七月にアブが出てくるが、八月になるとヤンマに食べられたりして一気に減ってくる。何種類かいるが、一番キラキラして器量のよいのがこいつ。ブロンドの体毛に緑の瞳がすばらしい。

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セダカコガシラアブのなかま - A Small-headed Fly - Philopota sp.

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響灘に浮かぶ小島の、人も余り通わないような山のはずれ、林が途切れて陽射しが当たっている静かな一角で、花の周りに集っていた一群の「せむし」状双翅類。


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シュモクバエのなかま - A Stalk-eyed Fly

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ガボンにいたシュモクバエのなかま。宇宙から侵略にやってきたような顔をしているが、このマッチ棒のような、線香花火の玉のようなものが確かに複眼だ。


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ミスジミバエ - A Fruit Fly - Zeugodacus scutellatus

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毎冬、どういうわけか冬になるとハエが一匹迷い込んでくる。ミスジミバエ。体に「三筋」のある「実蝿」の意味であって、もともと烏瓜が専門職の耐寒仕様らしいのだが、窓から外に追い出しても、すぐ戻ってくるのはやはり家の中の方が過ごしやすいのだろうか。

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ツマグロキンバエ - A blowfly - Stomorhina obsoleta

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抱えていた仕事の一つがやっと片づいた。少し平常に戻って、双翅類の口吻の形態の研究そのニ、ツマグロキンバエ。


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オビキンバエ - Oriental Latrine Fly - Chrysomya megacephala

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他部門の同時上映中をきれいどころに切り替えたので、昆虫部門には晴れて金蝿を登場させることにした。ちょっと嬉しい。


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ミナミキゴシハナアブ - Eristalinus arvorum - a Hoverfly

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南国とは言え冬だから、そんなに昆虫がたくさん出ているというわけではない。それでも丹念に花の咲いているところを探っていくと、時々変なのがいるのだ。


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ウシアブのなかま - a Horse Fly

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前に撮った写真を整理していたら、見落としていたアブを見つけた。雑に撮ったものだが、それでもやはり、双翅類は眼が命、という感じはよく出ている。そうだ、今年はもう少し真面目に双翅類の眼を撮ろうじゃないか、と、寒い部屋でシュルシュル手をこすりながら思うのだった。

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シマハナアブ - "Shima Hanaabu (=Striped Flower Fly)" - Eristalis cerealis

陽射しの、それも一番熱い奴が、溜まって、どろどろと澱んでいるような場所には、決まってこういう奴がいる。

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ホソヒラタアブ - Episyrphus balteatus - "Hoso Hirata Abu (= Slender Flat Flower Fly)"

僕にとっての春は、被写体に昆虫が帰ってくる日に訪れる。だから、今週、ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ、オオハナアブ、ヒメハナバチのなかまなどが一斉に湧き出して、春が一気にやって来た。
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アシブトハナアブ - a Flower Fly - Helophilus virgatus

裏の公園へ行っても、山の林道に行っても、今の季節、こいつらばっかりだ。


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マガリケムシヒキのなかま - A Robber Fly - Neoitamus sp.

ちょっと見晴らしのよいところに止まって、敵機が射程距離に入ったらスクランブル発進する。鳥で言えばアジサシとは違って、無駄なことはしないカワセミタイプである。台湾の中部山地に行ったら、大きくて、赤いライオン丸のようなムシヒキがいてびっくりした。

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