pmnh wildlife portrait archive : insects

ヨモギシロテンヨコバイ - A Sharpshooter - Mileewa dorsimaculata

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暗くて雨ばっかりだし、上がっていてもいつ降り出すか分からないような塩梅なので、着替えて出かけると言っても、領土視察とか称して、ほんの小屋の周りをちょろちょろと歩くだけだ。運動不足も甚だしい。

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ナワコガシラウンカ - an Achilid Planthopper - Rhotala nawae

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四月の連休前、窓に張り付いていた。初見。


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オビヒメヨコバイのなかま - a Leafhopper - Naratettix cf. zonatus

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大々的に虫を呼ぶというつもりはなく、その時々で何が出ているのかチェックするために外の蛍光灯をつけておくことがある。この日はもう九月だと言うのに、ずいぶんヨコバイが出る日だった。

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アカスジカメムシのなかま - Italian striped bug - Graphosoma italicum

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だいたいひと目見たら忘れない、すばらしい柄のカメムシ。鳥だって忘れないだろう。


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マツヘリカメムシ - Western conifer seed bug - Leptoglossus occidentalis

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ガビチョウもとうとう定着か、と考えながら小屋の窓を見ると、なんだか大物っぽいカメムシがのそのそ歩いている。季節の外れに、大きめのサシガメなんかが出てくることもあるから、今年もそういう季節になったか、とカメラを手に外に出ると、見たことのないお洒落なカメムシなのだった。

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オオヨコバイ - A Leafhopper - Cicadella viridis

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確かにヨコバイとしては小さい方ではないが、虫としては特に大きい方でもない。小屋の近辺では普通種。viridis だし緑色だが、水色のもいる。♀らしい。

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クロテングスケバ - a Dictyopharid Planthopper - Saigona ishidae

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ひとつの場所で定点観測のようなことをしていると、どうしても気持ちが(かつて見て、そろそろ見られるはずのものの)確認に向いてしまうが、それでも時々、新しい発見がある。

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モジツノゼミ - a Treehopper - Tsunozemia paradoxa

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小屋の下を流れている川もご他聞に漏れずびっしりと護岸工事が施されていて、沢身に降りるのは面倒なのだが、それでも何ヶ所か徒渉ポイントと僕が呼んでいる地点があって、向こう岸との行き来に使っている。

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ホオジロキジラミ - a Jumping Plant Lice (Psyllid) - Cacopsilla albigena

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小屋の仕事部屋で細々と作業を続ける深夜、今の季節は何が出てくるかわからない愉しみがあるので、時々、あい間あい間に窓を開けて、外の様子をうかがう。

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アカアシカスミカメ - A Plant Bug - Onomaus lautus

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ぱっと見、カメムシというよりアリンコみたいに目に映る地味な奴だが、よく見ると光沢や透かし紋様があってそれなりに立派だ。


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マルアワフキ - A Spittlebug - Lepyronia coleopterata

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虫の世界にも品格や風格があるとしたら、アワフキなんかにはずいぶん立派な奴がいる。小さいけれど。やたら物事に動じない風なのもよい。


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アカスジキンカメムシ - A Shield-backed Bug - Poecilocoris lewisi

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キンカメムシはどれもルックスがすばらしいが、これも日本では三本の指に入るくらいの素敵な外見のカメムシ。図鑑を見ると「歩く宝石」とまで書いてある。


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オオトビサシガメ - An Assassin Bug - Isyndus obscurus

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同じ節足動物とは言え、近寄ってみるとムシというよりはなんだか毛ガニみたいなサシガメだった。越冬場所を物色中の雄のようだが、少し他の虫とは違う威厳のようなものがある。


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アブラゼミ - Large Brown Cicada - Graptopsaltria nigrofuscata

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今年はアブラゼミが少なかった。東京も一頃はミンミンゼミが減り、ニイニイゼミがほとんど絶滅して、終わりに出てくるツクツクボウシを抜かしたらアブラゼミの天下だったような時期もあったが、色々と変動があるようだ。そもそも昼間鳴かなくなったし。

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エゾゼミその2 - Tibicen japonicus - A Tibicen Cicada #2

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ふと見るとぶっといエゾゼミがのそっとそこに居た。大物らしく、撮影しても動じない姿が頼もしい。(前回は羽化の写真群



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ヨコヅナサシガメ - Agriosphodrus dohrni - An Assassin Bug

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久しぶりに裏の公園、川沿いの桜並木をチェックすると、ずいぶんたくさんのヨコヅナサシガメが発生していた。連休中で人も多い。通報されて殺虫剤でも撒かれると困るので、人通りを見ながらさりげなくさりげなく撮影する(こういうくだらないことはうんざり)。

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キンカメムシのなかま - A Shield-backed Bug - Lamprocoris lateralis

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台湾の山のなかにいた、すばらしくゴージャスなキンカメムシ。インナーイヤー型ヘッドフォンのシリコンチップが好物(嘘)。


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ブチミャクヨコバイ - A Leafhopper - Drabescus nigrifemoratus

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ヨコバイやウンカ、アワフキやツノゼミといったあたりの連中は小さくて地味だが、よくみればお洒落な相貌をしているものが結構いる。


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クサギカメムシその2 - Brown Marmorated Stink Bug - Halyomorpha halys

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さぁ次はハエのドアップで行こう!と思っていたのだが、同時上映中がカエルからマムシになったので、さすがにハエとマムシではいかにもまずかろう、ということでここは自重し、カメムシに変更した。


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オサヨコバイ - Tartessus ferrugineus - A Leafhopper

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というわけで、大東島で僕と秘密を共有したアワフキならぬヨコバイの写真がこれ。あれ?これがヨコバイなの?と調べていく過程で、ヨコバイの形態的な特徴の一つに、後肢に針葉樹のようなトゲトゲがあるという基礎をこの歳にして知る。なるほど、確かにヨコバイだ。


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トホシカメムシ - Lelia decempunctata - a Stink Bug

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このところ半翅類の写真を整理しているので、頻繁にセミやカメムシの図鑑を参照しているが、そこで目に留まったのがこのカメムシだ。なかなかに存在感がある。これはいつか見てみたいなあ、などと間抜けたことを考えていたのだが、2008年に自分で撮影した写真の中にちゃんと写っていた。

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セアカツノカメムシ - Acanthosoma denticauda - an acanthosomatid stink bug

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最近、震災疲れか、間も悪くて、なかなか出かけられない日々が続いている。それに冬だから、虫がいないのもつらい。ハエはまだ出ないかとコンポストを覗いたり、駅に向かう道で、地味な蛾を一匹見て緊張したりしていたが、この状況を見かねたか、越冬カメムシが挨拶に出て来た。

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クマゼミ - Cryptotympana facialis - "Kumazemi" Cicada

ホテルの駐車場を取り囲むように生える樹木が彼らの世界で、夏の一時期、ホテルの玄関口はシュワシュワと響き渡るクマゼミの音楽ホールのような様相を呈しているが、そこから離れるともうあまり居ない。


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クサギカメムシ - Brown Marmorated Stink Bug - Halyomorpha brevis

山でも里でも、冬の温泉宿の廊下でも、どこででもお目にかかるありふれたカメムシだが、都会の公園、それも春先では、かなりの重鎮である。ぬっと出たのに出会うと、久しぶりに大きな昆虫に会った驚きにしびれる。

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アミガサハゴロモ - Pochazia albomaculata - a Planthopper

この虫は、それと気付いていればと時々目に入る。編笠羽衣という和風の名前によく似合った墨色の翅と、白色の紋。一見すると蛾に見まがうソリッドなフォルム。なかなか外見に隙のない、洒落た虫である。


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ツノアオカメムシ - Pentatoma japonica - A Stink Bug

カメムシは、見る角度や状況によって、間抜けな顔と凶悪な顔を使い分けるように見える。夜の網戸を這い上がるこいつは後者の気分だろうか。

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エゾゼミ - Tibicen japonicus - A Tibicen Cicada

地中生活へ別れを告げるところ。それにしても、土色の殻の裂け目からにゅっと出た緑のぬらぬらは、見てはいけないような気がするほど性的な物体であった。

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シロオビアワフキ - A Spittle Bug - Aphrophora intermedia

梅雨の初めての晴れ間、早速裏の公園に繰り出すと、葉の間にしつらえられた秘密の発射台に、亀石のような顔をしたアワフキが搭載されていた。

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チャバネアオカメムシ - Plautia crossota - Brown-winged Green Bug

さすがにこの季節になると、葉っぱも虫も少しく干からびてくるようだ。どこか薄汚れた葉の上に、同じように背中のくたびれたカメムシが一匹。

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アカサシガメ - "aka sashigame" = red assassin bug - Cydnocoris russantus

四国の左側の爪の先っちょ、佐田岬の最先端にある灯台のコンクリートの壁に張り付いていた、ポップなルックスのサシガメ。先っちょや端っ子が好きだからよく岬や島には出かけるが、いつも意外と変なものが居る。今回はこいつと、あとみかん売りのおばさんもイカしていた。 view photo...
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