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サルハムシのなかま - Platycorynus undatus - 波紋大猿金花蟲

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相変わらずAI を話し相手に、昔撮影した写真を手がかとしながら植物の同定を進めている。だいたい15年くらい前の台灣の植物にメドが立ったところ。

メドが立ったとは言っても、写真には溢れるくらいの植物が写っているのに、素性が判るものの数は知れている。まぁ、目立つ花でも咲いていない限り、植物の同定なんて通り掛かりの写真でわかるものでもないから、それは致し方ない。というより、もともと植物目当てで撮っていない(笑)。鳥を撮ったら、虫を撮ったら、そこに写っていたというような植物の被写体を拾っているのだから、これ以上望むのは贅沢だと知っている。

そんなこんなで、虫の写真にも漏れなく改めて目を通しているのだが、2010年秋の墾丁のデータに、このイカしたハムシが眠っていた。いや、撮影したことすら忘れていたのだから、その時のことなど全く憶えていないのだけれど、たぶん、これは眼福。拾い物をした。などと感じたことだろうと思う。

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あの時の墾丁は、確か鉄道も台風か何かでまだ復旧していなくて、長いことバスに揺られて行った割りには、連日の雨だし、宿の窓の向こうはコンクリの壁だし、お気にいりの帽子はバスに忘れるし、全くいい思い出がないのだが、それでもまぁ、楽しくやっていたのだな、と、そんな気がした。そうだ、確かにアカハラダカも飛んでたし、スクーターを飛ばして行った恒春の素食餃子店はうまかった。

雨も多少の雨ではなくて、やることがなくて、窓も風呂もない宿の部屋で、絵を描いていた。↓

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日本にいる種類では、沖縄に産するオオミドリサルハムシ P. japonicusの親戚。

[写真撮影 : 2010/10 - 台灣・社頂自然公園 - 約10mm - 個人的博物館本館のハムシ・カミキリムシのなかまのページへ]
[photo data : 10/2010 @ Sheding Natural Park, Taiwan - abt.10mm L - visit the main museum ('
Leaf Beetles, Longhorn Beetles and Allies')]
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