pmnh wildlife portrait archive : birds

イワドリ - Guianan Cock-of-the-Rock - Rupicola rupicola

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ヘンテコなものが多かった南米のスリナムでも、とびきり変だった奴、イワドリ。図鑑を見ると、「飛翔中はオレンジの火の玉」とある。パラマリボからチャーターした軽飛行機で一時間半、そこからボートをチャーターし、あとは徒歩でジャングルを二泊三日。確かにオレンジの火の玉はいたのである。


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ニシコクマルガラス - Jackdaw - Corvus monedula

コンパクトでずんぐりした体形、油断のならない眼。どことなく悪戯好きで抜け目なさそう、という風体の、何と言うか、ちょっとちょっかいを出したくなるカラスだ。日本に似たのがいないので、新鮮。


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セイタカシギ - Black-winged Stilt - Himantopus himantopus

皆が言うことだが、澎湖は本当に風が強い。夏の短い間だけは暑くて、天気も良くて、素晴らしいという話なのだが、僕が行った十一月はもちろん寒くて、雨も降って、風もびょうびょうと吹きすさぶ、夢の去った不機嫌な澎湖だった。


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クロガモ - Black Scoter - Melanitta nigra

急に寒くなったので、冬の写真から、クロガモ。真冬に、北の方から日本にやってくる海ガモでは比較的数の多いもの。


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ハイイロチュウヒ - Northern Harrier - Circus cyaneus

前回がチュウヒだったので、同じチュウヒつながりで今回はこの鳥。この鳥を見る時はたいてい地面の近くを低空飛行していて、あっと思う間にすぐ消えてしまうから普段はどうしているのかと思っていたが、唐突に居た。


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チュウヒ - Eastern Marsh-harrier - Circus spilonotus

右手の方から、チュウヒ特有の、葦原を舐めるような飛び方で現れて、ふと僕の方に気がつくとニヤッと笑った。


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タイリクハクセキレイ - White Wagtail - Motacilla alba

うん十年前、まだ学生だった頃、駅前の銀行のビルの壁面にたくさんのハクセキレイが集結しるのを見つけてびっくりしたものだ。それ以前には(少なくともしばらくの間)東京の市街地にセキレイはいなかった。その頃に何かきっかけがあったのか、圧迫があったのか、それはわからない。

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スリランカコサイチョウ - Sri Lanka Grey Hornbill - Ocyceros gingalensis

雨上がりの熱帯雨林で背中をヒルに二ヶ所食われて、山小屋で休んでいると、何やらココココココッと窓の外で呼ぶ声がする。窓をそっと開けた理事が腰を抜かさんばかりに驚いて、なにか凄いのがいる、と言うので、カメラを持って窓のところに立った。

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オオスズメフクロウ - Asian Barred Owlet - Taenioglaux cuculoides

カッティエンに着いて、渡し舟を待つ。時間はのんびりしているし、やる気は満々だから、近所の雑木林を早速探検して、おのおの茶色いヒヨドリだの、民家から遠征してきたと思われるニワトリだのを見ていた。

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カンムリチメドリ - Taiwan Yuhina - Yuhina brunneiceps

色々あちこちで鳥や動物を見てきたつもりだが、人の目の前で、わざわざ逆立ちして股の下からこちらを覗き込むなんていうふざけた奴は初めて見た。しかも、逆さ向きなのに、眉毛があって、髭もあって、むしろトンガリ帽子の普段の上向きより真面目な顔をしている。何とも人を小馬鹿にしているのだった。


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ミナミキコバシサイチョウ - Southern Yellow-billed Hornbill - Tockus leucomelas

前にもここに書いたが、時々、珍しい動物を目の前にしている撮影ができない、という夢に困らされる。うなされる、という程でもないし、変わった鳥や動物を現実のように目にできる、という側面もあるので、必ずしも悩んでいるとは言えないが、毎回大いに動揺するので、あまり気分がよいものでもない。


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サメビタキ - Dark-sided Flycatcher - Muscicapa sibirica

ヒタキが好きだ、と書いた手前、ヒタキの二連発目。サメビタキはキビタキやオオルリに比べると地味だし、数も少ないが、やはり好きな鳥だ。


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キビタキ - Narcissus Flycatcher - Ficedula narcissina

ヒタキが好きだ。カラスもスズメも、サギもシギも好きだけれど、やっぱり林の奥からヒタキの声が聞こえてくると、心の底から嬉しくなる。鮮やかな色、特徴ある飛び方、それから、気が強そうでいて、結構びくびくしているところ。


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オナガクロムクドリモドキ - Great-tailed Grackle - Quiscalus mexicanus

耳に痛いことを言うと寄ってたかって潰そうとする。一方で、とろけるように、ふわふわで、口当たりのよい、虚ろな言葉が、傷口を忘れさせる脳内麻薬のように地面から湧き出してくる。この喩えようのない薄気味の悪さ。


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オオセグロカモメ - Slaty-backed Gull - Larus schistisagus

手や足の指が痛くなるほどの、キンキンに冷えた冬の朝。空が青くて、カモメが白い。なんだかそれだけで嬉しくなってくるのだった。カモメは、大人になって白黒のはっきりついた奴がやっぱり上等だ。

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カラフトワシ - Greater Spotted Eagle - Clanga clanga

遠くの高いところから、雑巾みたいな猛禽類が飛んでくる。なんだぁ、あれは?と思わず歩みを止めてじっと見ていると、これが見たことのない鷲なので驚いた。ふと気付くと、他にもギャラリーが出ているのでもう一度吃驚した。


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